イザナキ・イザナミの結婚

「古事記えほん【一】国生みのはなし」で、
イザナキとイザナミは結婚の儀式をします。

天の御柱をまわり、出会った場所で、
お互いに「何とすばらしい結婚相手に出会えたのだ」と
褒め合う儀式なのですが、
女神のイザナミが先に唱えたところ、
「女が先に言うのはよくない」と、
イザナキは言います。

それでもイザナキは、はやく床入りしたかったのか(笑)、
そのままにしました。
ところが、よい子どもが生まれず、
高天原の神々に相談してみると、
「儀式を正しくやりなおせ」と言われるんですね。

これが男尊女卑に見えて、
若い頃からもやもやしたのですが、
古事記えほんのためにじっくり読んで、
ちがう解釈もできると思いました。

先に女性が褒められることが望ましいのでは。
まずイザナキが褒めあげてから、
お返しに言ってあげる運びが、
正しい順序となっているのでは。

そう考えたので、
訳にもいくぶんその含みを持たせています。

 

 

古事記えほん重版

小学館

日本の神話 古事記えほん【一】
国生みのはなし~イザナキとイザナミ~

日本の神話 古事記えほん【四】
いなばの白うさぎ~オオナムヂとヤガミヒメ~

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上記2冊が重版になりました。来年1月前半の発売予定です。
天皇陛下の即位式が行われ、日本古来の伝統を身近に感じた今は、
古事記が記録した日本神話にふれる、よい機会かもしれません。

なるべく原文に忠実にと念じながら、
それでも絵本なので、
お母さんが子どもに読み聞かせのできる文にしたいと思って訳しました。
「国生みのはなし」は、その点では苦労しました(笑)。

「いなばの白うさぎ」は、
小学校教科書によくのる有名な神話ですが、
これを若いオオクニヌシの受難と冒険という大枠でとらえると、
まだ半分のところで終わってしまいます。
ぜひ、続きの「国づくりのはなし」をあわせて読んでほしいところです。

日本の神話 古事記えほん【五】
国づくりのはなし~オオクニヌシとスクナビコナ~

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定家写本「若紫」の発見

源氏物語「若紫」の定家写本発見(NHK関西ニュース)

どえらいニュースでしたね。

藤原定家(1162-1241)の「源氏物語」写本は、現存する写本の最古のもので、
青表紙本と呼ばれ、今は4点ほどしかなかったのですから。
しかも新たに見つかったのが「若紫」とは!

現存する「花散里」「柏木」「行幸」「早蕨」は、
物語全体から見ると大きな事件の前か後で、残念感があります。
なのに、最重要部分とも言える「若紫」があったとは!
どんな細部の異同も気になるところです。

じつは、「源氏物語」を訳し終えてから、
この作品が非凡だったのは確かにせよ、
200年後にその価値を認め、保存につとめ、
後世に残した藤原定家という男も同じに偉かったと思えて、
人物叢書(吉川弘文館)などを読んだりしていました。

関連書籍では、彼が後鳥羽上皇の熊野参詣にお供してさんざん苦労した
『藤原定家の熊野御幸』(角川ソフィア文庫)がおもしろかったです。
熊野道の険しさ、つらさ、毎晩のように宴会する上皇のお世話の大変さ。
名のある歌人といえども、朝廷では中間管理職であり、
こきつかわれた様子が目に浮かびます。

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ダ・ヴィンチ「十二国記特集」寄稿

KADOKAWA

ダ・ヴィンチ 2019年11月号(10月4日発売)

第2特集「十二国記」内にある、
「あの人からのラブコール」に、1000字強の寄稿をしました。

 

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……5名のラブコールと、
それぞれに「私のイチ押しキャラクター」コーナーがあります。

私は『図南の翼』珠晶をイチ押ししてみたところ、
次ページの辻村深月さんと同じになり、何だかうれしかったです。


ナルニア国・荻原規子記念冊子プレゼント

昨年の30周年記念フェアで配布した、徳間書店による小冊子

「荻原規子の世界」を

今年、銀座教文館「ナルニア国」さんで、

荻原規子作品一冊お買い上げのかたにプレゼントします。

フェアとはちがって、他社の本でも可だそうです。

詳細は、教文館公式サイトナルニア国日記 をご覧ください。

 

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オーディオブック「RDG はじめてのお使い」

KADOKAWA

『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』 Audible版-完全版

朗読:倉本夏海

2019年5月24日 配信開始予定

 

オーディオブック版ができました。

めりはりのある朗読で、耳によくなじみます。詳しくはアマゾンサイトで

 

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講演会「源氏物語を楽しむ」

東京銀座4丁目にある書店、教文館の児童書部門「ナルニア国」さんの主催で、
講演をすることになりました。
興味をお持ちのかたは、足をはこんでくださるとうれしいです。

 

日時:2019年6月2日(日)14:00より

場所:教文館9F ウェンライトホール

定員:100名

参加費:1000円+「荻原規子の源氏物語」どれか1冊のご購入

講演終了後にサイン会を開きます。

申し込みは電話またはメールで、4月23日(火)午前10時開始です。

 

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さらに詳しい内容は、

教文館公式サイト・ナルニア国のお知らせで、ご覧ください。

追記 4/26 受付終了しました。どうもありがとうございました。




文庫版「RDG 氷の靴ガラスの靴」

KADOKAWA   角川文庫

『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』

2019年1月24日発売   定価 600円+税


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RDGスピンオフ「氷の靴 ガラスの靴」他、短編3編の収録本が文庫になりました。

解説には、阿部智里さんが「本の旅人」誌上に寄せてくださったレビューを収録しました。
(高柳一条への)愛のあるレビューをありがとうございました!

文庫電子書籍版も、同日発売予定のようです。




謹賀新年・亥年

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年12月に刊行された、
創刊35周年の実績を持つ創作児童文学の同人誌(現在は会員誌)、
『鬼ヶ島通信 第70+1号』に、
短編を一つ寄せました。

『鬼ヶ島通信』は、故・佐藤さとる氏が創刊の要となっておられた刊行物であり、
今回のリニューアル第一弾にファンタジー特集を組んでいます。
そのなかの一編としてお誘いがあったのでした。

『だれも知らない小さな国』『豆つぶほどの小さな犬』は、
小学4年生のときに読んで忘れられない作品であり、
私自身の記念にしたい思いもありました。

タイトルは『幻日(げんじつ)の子』。
『薄紅天女』の主人公だった
阿高(あたか)と藤太(とうた)の九歳のときのエピソードを、
姉の美郷(みさと)の視点で描いています。



記念会

先日、長年の出版仲間に30周年記念のお食事会をしていただきました。
 
長いおつきあいの編集者さん、翻訳家&クリエーターさんたち。
集まってくださって本当に嬉しかったです。
そのなかに、大学の児童文学研究会で知り合った顔ぶれが私を含めて5名います。
30年どころでないおつきあいですね。
                        
絵本作家いとうひろしさんは、5名の一人、児文研の先輩です。
今回の祝賀に、
単行本『あまねく神竜住まう国』のカバーイラスト原画を、
サプライズプレゼントしてくださいました。
うわー、なんという幸せ者だ。ありがとうございました。

                                       
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«電子書籍「デビュー30周年をむかえて」

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