源氏読書エッセイ(5)

読書エッセイを更新しました。
第5回になります。

今回は、「朝顔」の帖について書きました。
『枕草子』に直接ふれていると見えるのは、この帖だけです。

読んだとき、違和感のある帖だったのですが、
訳し終えてみると、ひどく印象に残ったので、
結局は好きだとわかりました。

第5回「なくもがなの求婚 ~『枕草子』参照の謎~」

直リンク:http://www.rironsha.com/ogiwara/story05/story05-01.html

 

 

理論社のホームページで、
「源氏物語」の読書エッセイを連載しています。

全12回の予定。毎月15日前後に更新します。

 

(理論社ホームページTOPサイトを、一番下までスクロールすると、
↑ このバナーがあって、入れます)

 

 

 

「古事記」単品の発売

小学館

『小学館世界J文学館 古事記』(電子書籍)

訳:荻原規子 監修:三浦佑之

イラスト:斎藤隆夫 大畑いくの 伊藤秀男 山村浩二 早川純子 阿部結 

2023年1月27日発売  880円

小学館世界J文学館に収録してあった、
現代語訳「古事記」が、単品の電子書籍で発売されました。

「古事記えほん」のイラストで飾っていますが、
訳文は、さらに原文に忠実になっています。

あいまに、いくつか私自身の「古事記の楽しみ」をはさんでいます。

絵本にはなかった<国ゆずり>とその後の神話と、ヤマトタケル伝説を訳したので、
「古事記」の語るヤマトタケルを、どうぞご覧ください。

 

謹賀新年 卯年

あけましておめでとうございます。

皆様のご多幸をお祈りします。


私の今年の抱負は、
歴史ファンタジーの新作を書きたい、ということです。
初チャレンジの時代で。
でも、どこか「RDG」につながった点のあるお話を。

それと、
1月から月1回、
「源氏物語」エッセイを、ウェブ連載することになりました。
現代語訳をしながら考えたことはたくさんあるので、楽しみです。
詳しくは、公開時にお伝えします。


今年もどうぞよろしくお願いします。




 

小学館世界J文学館

「小学館世界J文学館」

大型本(電子書籍125冊のカタログ+アクセスコード)

発売:2022年11月22日  値段:5500円

J

紙本1冊の購入で、125冊の「世界名作文学全集」をそろえることになる、新しい試みです。
それぞれの作品は、スマホ、タブレット、PCで読めます。
(ストリーミング型の読み込みなので、端末の容量に負担はかかりません)

この中の「古事記」を担当しました。
「古事記」上巻の神話ぜんぶと、中巻のヤマトタケル伝説を現代語訳しています。
監修を「古事記えほん」に引き続き、三浦佑之先生にお願いしました。先生の解説付きです。

訳はなるべくシンプルにつとめ、
代わりに「古事記の楽しみ」として、私の読み方を合間にはさんでいます。
楽しいお仕事でした。

 

 

MOE10月号巻頭特集

白泉社

「月刊MOE」2022年10月号

巻頭大特集「指輪物語と海外ファンタジー」

発売:2022年9月2日 特別定価:930円

 

Amazonの新作ドラマ、
「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」が、この9月に配信を開始するのにあわせ、
いちはやく紹介する巻頭特集です。

トールキン世界を紹介する一環として、
『ホビットの冒険』(+『指輪物語』)の魅力というテーマをいただき、
4000字の記事を寄稿しました。

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ドラマ「力の指輪」に関しては、興味半分、しりごみ半分の思いです。
「ゲーム・オブ・スローンズ」を最後まで見た私ですが、どうだろう……

 

 

世界J文学館の紹介

現代語訳に取り組んできた「古事記」を掲載する、
「小学館世界J文学館」の刊行予定が発表されました。
「J」はジュニアのJです。
今年11月下旬の発売予定。

小学館百周年記念企画の1つで、
古今東西の125作品を1冊の紙本のカタログに収め、
読みたい作品を電子書籍で読書するという、
画期的な「少年少女文学全集」です。

どんな感じか、私にもまだよくわかりませんが、
うまく使えばとても便利に読書ができますね。

「小学館世界J文学館」の公式サイトはこちらです。
https://www.shogakukan.co.jp/pr/sekaij/

 

 

 

 

 

文庫「風神秘抄」

徳間文庫『風神秘抄』(上・下)が重版したので、再掲を。

このお話は、
「鎌倉殿の13人」の源平合戦の前、
源頼朝(みなもとのよりとも)が、13歳で初陣して、
平家に負け、伊豆へ流された「平治の乱」を扱っています。

主人公は、幼さの残る頼朝に出会った、坂東武者の若者、
草十郎(そうじゅうろう)です。でも、
いくさ話というより、草十郎が吹く笛の話になります。

後白河上皇も、草十郎にかかわってきます。
まだ出家せず、法皇ではなかったころです。
道ばたの芸人でも遊女(あそびめ)でも、
おもしろい流行歌を歌うなら呼び寄せたという、
上皇として破天荒な人柄が、とてもユニークです。
フィクションではなく、史実なので。

  

 

 

サイン本「あまねく神竜住まう国」

銀座4丁目の教文館・子どもの本部門「ナルニア国」店が、
この2月1日、
9階に移動してリニューアルオープンしました。

記念イベントにサイン本まつりがあり、
『あまねく神竜住まう国』単行本(徳間書店)20冊、サイン本を出しています。

教文館公式サイト ナルニア国のお知らせ
https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/info/renewal-open-2

 

NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が始まったからという、
お店のリクエストでした(笑)。

「鎌倉殿の13人」、視聴しています。くすっと笑えて楽しい。

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謹賀新年 寅年

あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします

昨年の後半は、
「古事記」神話篇の現代語訳に取り組んでいました。
以前刊行した「古事記えほん」と同じく、
三浦佑之先生が監修してくださるので、心強いです。

三浦先生の御著書の中では、
『出雲神話論』(2019)が大好きです。
たいへん勉強になりました。

今回、
「古事記」上巻の神話とともに、
中巻にある、ヤマトタケル伝説も現代語訳しています。
『白鳥異伝』の刊行から30年後、
「古事記」原文のヤマトタケルに向き合うことに、しみじみしました。
若い私が魅せられた部分、
若い私が不満だった部分が、
もう一度よみがえるようです。



 

 

エチュード春一番 第三曲

KADOKAWA  角川文庫

『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲[狼]』

2021年8月24日発売 定価 770円(税込)

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異色な内容になったことが、
丹地陽子さんが描いてくださったカバーを見てもわかりますね。
オオカミの眼が素敵です。モフモフ感も。

KADOKAWA公式サイトに、かなり詳細なあらすじがあり、
冒頭60pの試し読みもできるようです。

エチュード春一番 第三曲 幻想組曲[狼]

電子版も同日発売になります。
あわせて、角川文庫版の第一曲・第二曲の電子版もできたので、
この機会にどうぞよろしく。

 

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