古事記えほん3 やまたのおろち

小学館

日本の神話 古事記えほん【三】
『やまたのおろち ~スサノオとクシナダヒメ~』

監修・三浦佑之  絵・伊藤秀男  文・荻原規子

2016年9月19日発行      定価1700円+税

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月遅れになりましたが、「やまたのおろち」の刊行です。
書店に並ぶのは17日頃だそうです。

伊藤秀男さんの表紙からすでに迫力があります。
赤が印象的な絵のゆたかな生命力、
ワイルドさとユーモアがあるところ、
(作り手側では、オオゲツヒメに人気ありました)
楽しんでいただけると思います。

日本神話でもっともよく知られた話の一つである、
やまたのおろち退治。
乱暴者スサノオが、力まかせに退治したのではなく、
知力の勝利であり、
地上に作物や文化をもたらした神だったことは、意外に知られていないのでは。
イメージとはちがって、文化英雄だったのですね。

次巻は、当初の予定より早め、今年中に刊行できそうです。
これも有名な「いなばの白うさぎ」です。



来月に変更です

……一部でツイッターに、新刊案内が8月17日で流れているようですが、
小学館『古事記えほん(三) やまたのおろち』は、
事情により、
刊行予定が9月に延びました。
どうぞご了承ください。

それにしても、
「シン・ゴジラ」の、あの作戦名にはびっくりでした。

やまたのおろちに、スサノオたちが、
「この上なく強い八潮折(やしおおり)の酒」を飲ませるんですが。
絵本にも、そう書きましたよ。
どうぞお楽しみに。




エチュード春一番2

講談社 講談社タイガ

『エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ』

2016年7月19日発行  定価720円+税

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勝田文さんのカバーイラストは、氷川神社の二の鳥居ですね。
1巻とはまただいぶ違った印象です。
内容も、少し違うふんいきかもしれません。

大宮氷川神社、私も参拝してきました。
以前、『薄紅天女』でちらっと出したことのある、ご縁のある神社だったのですが、
しっかり調べたのは最近で、
知らないことがずいぶんありました。


ミス・ビアンカ

岩波書店 岩波少年文庫

『ミス・ビアンカ ダイヤの館の冒険』

マージェリー・シャープ作  渡辺茂男訳

2016年7月15日発売   660円+税

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解説文を書かせていただきました。
『ミス・ビアンカ くらやみ城の冒険』に続く、第2巻です。
私は小学生のころ、第1巻を読み(続編は、なかなか刊行されなかったのです)、
大好きだったので、
その思いの丈をつづりました。

当時は第1巻のタイトルが『小さい勇士のものがたり』だったんですよね。懐かしいなあ。
第2巻は、原題が『ミス・ビアンカ』という、さらにビアンカ中心のストーリーです。


古事記えほん2 天の岩屋

小学館

日本の神話 古事記えほん【二】
『天の岩屋 ~アマテラスとスサノオ~』

監修・三浦佑之  絵・大畑いくの  文・荻原規子

2016年6月27日発行      定価1700円+税

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第二弾は、これも古事記で有名な、アマテラス大御神の天の岩屋隠れです。

三浦先生も解説に書いておられますが、
「高天原」という天空の国で起きた事件が語られるのは、
このエピソードひとつだけです。
雲の上のことだと思っていたら、地面があって田んぼに稲が実るらしいし、馬がいるし、
いろいろと不思議です。

スサノオの悪さも、わけがわからず、
アマテラスとスサノオが男神や女神をつくった「うけい」の話も、
そうとうわけがわかりません。それこそが神話、かもしれません。

昔は通じていた意味があっても、今は学者の説で知ることになります。
でも、わからなくても、場面に力があって記憶に残ります。
子どもだと特に残ると思うのでした。私自身がそうでした。

アメノウズメの踊りのシーンや、そこでの鏡の使い方も、忘れられませんでした。
大畑いくのさんの、
幻想的で迫力のある油絵でお楽しみください。
書店に並ぶのは、24日頃だそうです。


2巻は再来月に

公式サイトの予定欄に載りました。

講談社タイガ『エチュード春一番』の2巻目は、
7月刊(毎月20日前後刊行)の予定です。

遅筆な私にしては、がんばって間に合わせたつもりです。
まだ、校正が続きますが、最初の入稿はできました。

「第二曲 三日月のボレロ」、
1巻のプレリュードとは、少しまた傾向が違うかもしれません。
いくつか神社シーンも出てきます。
しかし、美綾とモノクロのすることですから、
神々しい傾向にはなっていないかも。
引き続きがんばります。



出来

友人と話したのですが、

「重版出来」を「重版しゅったい」と読むことを、
私も最近まで知りませんでした(笑)。
みんなと同じに、漫画のタイトルで初めてさとったところです。
重版をかけていただいたことが、あるというのにです。
広告の文字には見ていても、
だれかが口にしたのを聞いていないし。

書籍編集者の友人は、
「業界でも、重版する日を出来日(できび)と呼んだりして、
実際はあまり使わないよ」などと、慰撫してくれたのですが。

「出来」と書いて「しゅったい」とは、
そうそう読めないし、どこで使われるんだ・・・と思っていたら、
たまたま読み始めた岡本綺堂の小説では、
短編1作に1度くらい使われていて、びっくりでした。
『半七捕物帳』でも、怪談集でも、
「××という事件が出来(しゅったい)した」と書かれるんです。
大正時代の作品ですが。








古事記えほん1 国生みのはなし

小学館

日本の神話 古事記えほん【一】
『国生みのはなし ~イザナキとイザナミ~』

監修・三浦佑之  絵・斎藤隆夫  文・荻原規子

2016年4月25日発行      定価1700円+税

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「古事記えほん」全5冊の第一陣は、
斎藤隆夫さんの味わい豊かな絵を楽しむ「国生みのはなし」です。
イザナキとイザナミの国づくり、
イザナキの黄泉の国訪問、
最後に、アマテラス・ツクヨミ・スサノオが生まれるまでが描かれます。

イザナキの黄泉下りは、私がとても好きな部分です。
ギリシャ神話のオルフェウスと同じ、死んだ妻を求める冥界行き。
冥界の食べものを食べると戻れない、ペルセポネーのような制約。
そして、「見るな」の禁、三度追っ手をさえぎる魔術など、
世界中にある昔語りと同じ要素がぎっしりです。

店頭に並ぶのは22日ごろと、編集部からお聞きしました。

私のバースディですね。

デビュー作『空色勾玉』が刊行されてからの年月を、いつも「狭也(さや)が×歳になった」と数えてきました。
『古事記』訳を出す今年、狭也はもう、私が『空色勾玉』を書いた歳に近いと思うと、感慨深いです。

角川文庫「樹上のゆりかご」

KADOKAWA 角川文庫

『樹上のゆりかご』

2016年4月25日発行   定価680円+税

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『これは王国のかぎ』のジャニこと上田ひろみが、高校二年生として登場します。
内容は、高校行事とそれに伴う事件で、学園小説と言うべきものになっています。
前作とテイストがだいぶ異なりますが、
今現在、実行不可能な高校行事という意味では、ファンタジーっぽいかも。

浅賀菜緒子さんの刺繍が、またまたすてきで見飽きないカバーです。
これも、ぜひ、実際のカバーで見ていただきたいものです。

書き下ろし短編は「週一の時間」
高三になったひろみと夏郎の1シーンを描いてみました。



熊本の地震

報道やネットで知ることしかできませんが、
被害に胸が痛みます。
多くのかたが助かりますように。

今日からの雨も怖いです。
人知も及ばぬ地震国日本だと、思い知らされます。
現地のかたがたのご無事を祈ります。





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