ジーザス・クライスト

先週、TVのBS「衛星映画劇場」で、
「ジーザス・クライスト・スーパースター」を放映していたので、
うわー懐かしいと思って観たのですが。

きのう、1年ぶりに会った知人が、ふともちだした話題がこれなので、
すっかりうれしくなって。
まさか、今、だれかとこの作品語りをするとは思ってもみませんでした。
73年作のミュージカル映画です。

なにかすごく70年代のにおいのする、
権威ある大人のひんしゅくを買う気でくりだす、ロックミュージカルです。
時代を感じるけれど、小粋ではっとするところもある。
音楽は古びないし。
高校生のころLPレコードで聞いて、マグダラのマリアの歌が好きでした。

先週は、これを観たあと数日、新約聖書を読み返していました。
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ。四つの福音書。
けっこう新しい発見がありました。

うちには、二十代のころ、痛い出費を覚悟して買った、
文語訳の旧新約聖書があります。(口語訳は、すでにもっていたので)
文語訳で読みたいと思うところが、まじめな信仰者には申し訳ないかもしれないけれど、
とても内容に似合って感じるのです。
小学生のころ、つきあいで日曜学校へ行って暗記した「主の祈り」が、文語句だったあたりから来ているかも。
「きよしこのよる」や「もろびとこぞりて」も文語だし。

言葉はふしぎですね。
逆に、
映画でキリストが、眠ってしまった弟子たちに
「ジョン」「ピーター……」と呼びかけるのを聞くと、
知ってはいるくせに、おかしな気持ちになりました。

ちょっと長くなりますが、日曜学校エピソード。
もらった「こども賛美歌」にのっていない歌を、夏のキャンプで教わったのですが、
『すなどる(漁る)ものとせん 主イエスは言いたもう すなどるものとせん 人々を……』
という歌詞で、とても好きになった歌がありました。
この賛美歌に、まったく同じ節回しで、
『わたしに従い、つづいてくるなら、あなたを漁師にしてあげよう……』という、
別ヴァージョンがあると知った日には、
『すなどるもの』がいいよ、と、固く断じた小学3年生の私でした。

なんというか、おさな心のうちから、文語嗜好が芽生えていたらしいですね。

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見てきた…

どうしても気になって、昨日、
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を、
見てきてしまいました。

私は、ずっとアニメが好きですが、
かなりピンポイントでしか身を入れないし、
語らう友人などはなく、独りでひっそり入れこむので、
どの程度「そっちのひと」なのか、自覚がないんですけど。

TVアニメで、リアルタイムに追いかけた上に、
VHSビデオを発売月ごとに買いそろえる行為をしたのは、
「新世紀エヴァンゲリオン」と「カウボーイ・ビバップ」だけ、でした。

まさか、今年になって、
「エヴァ」の新作が劇場にかかり(序は、まだリメイクの範囲だった)、
シートベルツのライブコンサートが行われようとは。

1度だけ、私の家にきた氷室冴子さんが、
ずらり並んだ「エヴァ」のVHSを目にしてしまい、
「こういう人だったの…」と、心底驚いていたのを思い出すなあ……

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めったにない

急な暑さと湿気に慣れないこのごろ。
2日連続で、RDG2関連の取材がありました。

高尾山で写真をとることになり、
駅からお山へ向かって歩いていたら、めったに見られないものが。
散歩用のリードをつけて、ご主人と散歩しているブタくんです。
子ブタじゃないのよ、中型犬と大型犬の間くらいある。
意外に長いしっぽをぶんぶん振って、散歩中の犬のように、道ばたの何かをふんふんと嗅いでいました……

小川のそばの緑濃い木陰で、撮影場所の検討をしていたら、
重たげな音がして、
ネコジャラシの穂先かと思うほど、大きく太った緑色の毛虫がそばに落ちてきました。
これが頭直撃だったら、ぜったいに泣いたと思う。
いろいろと、さすがは高尾山だと思いました……

つぎの日は、別件で、
読書座談会の記事のため、都内の私立女子校を訪問しました。
現役高校生のみなさんとテーブルを囲んで話をすることは、めったにないことで、
最後まで楽しかったです。
「RDGの登場人物で、だれが好き?」と質問したら、
1位が深行で、2位が真夏でしたね。

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RDG2こぼれ話

「ダ・ヴィンチ」記者のかたに、
万葉集の引用についてたずねられたことを、ふと思い出しました。
泉水子の舞に使用した歌は、
とくに有名なものではないはずなのに、
膨大な中から、どうしてこれを選んだのですか、と。

この部分、記事には載っていないのですが。

ここに突っこまれるとは予想しなかったので、ちょっとびっくりしました。

万葉集、
通読できたのは、大学時代が最後でした。その後、
最初のほうとか、東歌だけとか、防人歌だけとか、
部分的には再読しているのですが。

ただ、通読した1年後くらいに、
ひとり遊びで、自選万葉集を作っているんです。
手書きで、ぴんときたもの二百首近く書き写しました。
本当は、今の自分の感性と未来の感性を比べるつもりだったんだけど、それきりで(笑)。

今回使った歌は、その自選集から引っぱってきたものです。
さすがに憶えているものが多くて。
人間、いつ何がどこで役に立つかわかりませんね。

もうひとつの舞の歌、古事記の「からの」は、
むかしから印象深い歌でした。
定型でないところに、古代歌謡の魅力がある気がします。
この歌、エピソード付きなので、ぜひ古事記をひもといてみてください。
私は、歌の最後の「さやさや」が理屈ぬきに好きで。
『空色勾玉』の主人公、狭也(さや)の名前は、
ここからきたと言っていいほどです。

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気になる

りく編集長のとつげきインタビュー(笑)、のりました。 
このゆるさが、たまりません。 →→ここ

彼のしっぽが、白くてふっさふさで美しいのです。
私のひざに押しつけられたら、ご自慢のしっぽが360度方向にひろがってしまい、
思わずおかしい記念写真。
チョイスは編集部ですが、私もお気に入りです。

うちは、お客さん(スズメ・キジバト)はいても、定住者はいないからな-。
考えたくなっちゃうなあ。

とはいえ、私と対等に自力で生きている、野生の生きものをウォッチングすることって、
けっこう性に合っています。
特に、ほ乳類でもないのに共感すると、なんだかすごくうれしくなります。

数日前、BSでドキュメンタリー映画「皇帝ペンギン」を見たら、感無量でした。

スズメもけんめいに子育てしています。
今年も、5月半ばから、デビュー子スズメがぞくぞくと。
まだ口移しをせがむ甘えん坊をつれてきた親が、3組同時にいた日には、
どこの保育園かと思いました。

大声で鳴いて、えさをくれとねだる子も、たぶん2,3日でしずかに食べるようになるのですが。
先日、たどたどしくも黙って食べているデビューっ子で、尾羽がよく伸びきらず、
おしりが超かわいい子がいたのです。
けれども、
そのそばで、親に向かってうるさく鳴く子どもは、意外と尾羽がりっぱじゃないですか。
尾羽が短くても、うまく飛ぶことができるのでしょうか。

気になる。親もつかないらしい、この子のこと。

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脳と心的世界

星和書店

『脳と心的世界――主観的経験のニューロサイエンスへの招待』

マーク・ソームズ、オリヴァー・ターンブル著 

2007年7月刊(原著は2002年)

……脳神経科学と、精神分析学の知見を統合する目的で書かれている本。
一般読者として、最近の脳神経科学で基礎知識となりつつあるものごとを、概論的に見ていくにはとてもいい本です。

感動したのは、
ラマチャンドランの著作などで広く知られるようになった、病態失認――大脳右半球を広く損傷した患者が、自分のマヒした半身を無視して、他人の体だと主張したり自分は健康だと言うこと(※同程度の損傷を左半球に負った患者は、障害の深刻さを理解して抑うつになることが多い)――に関して、
臨床心理の観点からていねいに診察し、
一歩その先の洞察をのべている部分です。

すなわち、右半球損傷の患者は、
自分の病状がわからないのではなく、意識下で認識しているけれども、
そのつらさに耐えられないために、全否定してしまうのだと。
「わたしは元気だ」と言いはる患者が、突然涙を流す様子には心を打たれます。

フロイトが提唱した、
「無意識」や「抑圧」のような心理学の理論は、
脳神経科学の分野ではかえりみられないけれど、
ものとして扱えない、精妙な人間の心=主観的見地の部分で、
再評価の余地があるというのは、もっともな気がしてきます。

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りく編集長デビュー

カドカワ銀のさじシリーズ・公式サイト内のブログに、
りく編集長が、フォトデビューしています。 →→ここです。

「RDG」「RDG2」の担当編集が、
下僕と呼ばれようと、小姓と呼ばれようと、
みずから肯定して、全力で尽くしているおかたです。
編集部若手スタッフには、王子様呼ばわりされているとかも聞く……
そのくらい、魅力あふれるお犬柄のロングチワワ種です(笑)。

お年頃は、人間換算で16歳の少年だとか。
ますます、あやしさを感じますね。

じつは、「RDG2」刊行直前に、
ご尊顔を拝してきたんですよ。
思いきってハグまでしちゃった。こちら、めろめろになりました。

もしかすると、そのときの記念写真もブログにのるかもしれません。

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ダ・ヴィンチ7月号

メディアファクトリー

「ダ・ヴィンチ」 2009年7月号

2009年6月6日発売   490円

<今月のBOOKMARK EX>に、
『RDG2レッドデータガール はじめてのお化粧』が取り上げられました。
2pインタビューを受けています。

……インタビュアーさんに、オフレコで、
「見た感じがとてもフェミニンなのに、話を聞いていると、それより男らしいですね」と、評されました-。
とたんに、男脳・女脳テストが50%50%だったことを思い出して、
そうかもしれないと言ってしまいました……

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S.B.選外曲

YOKO KANNO  シートベルツ

来地球記念コレクションアルバム

「SPACE BIO CHARGE」

この前、よくぞ入ったとうれしい曲トップ5を書いたので、
今度は、
個人的に入ってほしかった惜しむべき曲トップ5です。

Aqua アクア
WANNA BE AN ANGEL
奇跡の海
Light of love
stray

「Aqua アクア」は、「アルジュナ」のO.S.T.アルバム最後の曲で。
作中にも使ってもらえなかったと、御大がおっしゃっていたけれど。すごい名曲なのに不遇ー。
「奇跡の海」と「Light of Love」は、坂本真綾さんが歌う曲です。わたしは「ハチポチ」で聴きました。
「stray」は、「ウルフズレイン」のオープニング曲。好きだ。

他にも「ウルフズレイン」に隠れた名曲は多いと思う。
かんのさんが採択する、枯れ声のおっさんヴォーカルが、小粒ながらいつも好きだな。

これまで、ほとんど表には顔をみせることのなかった、かんのさん。
本気で、世間的評判には関心がなく、
目の前の人(演奏家とか、CMクライアントとか、アニメの監督とか)のために音楽をつくっているみたいでした。
3年半くらい前にお会いした時点で、まだ、
作品を褒められたことなどあまりないと、真顔で断言していて、仰天ものでしたよ。

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感謝!

RDG2の刊行案内に、
たくさんのあたたかいコメントを、どうもありがとうございました。

うれしく読んでいます。たいへん励みになりました。

そして、
今日、版元から、RDG2の重版の連絡がありました。
もう、びっくり。初版を1巻の2割増しで刷っているはずなのですが。
みなさんのおかげです。本当にありがとうございます。

……能力のあたうかぎりは、
急いで次巻を書き進めたいと思います。
手ごわいけれど。
毎日、そのことを考えています。

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