古事記えほん2 天の岩屋

小学館

日本の神話 古事記えほん【二】
『天の岩屋 ~アマテラスとスサノオ~』

監修・三浦佑之  絵・大畑いくの  文・荻原規子

2016年6月27日発行      定価1700円+税

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第二弾は、これも古事記で有名な、アマテラス大御神の天の岩屋隠れです。

三浦先生も解説に書いておられますが、
「高天原」という天空の国で起きた事件が語られるのは、
このエピソードひとつだけです。
雲の上のことだと思っていたら、地面があって田んぼに稲が実るらしいし、馬がいるし、
いろいろと不思議です。

スサノオの悪さも、わけがわからず、
アマテラスとスサノオが男神や女神をつくった「うけい」の話も、
そうとうわけがわかりません。それこそが神話、かもしれません。

昔は通じていた意味があっても、今は学者の説で知ることになります。
でも、わからなくても、場面に力があって記憶に残ります。
子どもだと特に残ると思うのでした。私自身がそうでした。

アメノウズメの踊りのシーンや、そこでの鏡の使い方も、忘れられませんでした。
大畑いくのさんの、
幻想的で迫力のある油絵でお楽しみください。
書店に並ぶのは、24日頃だそうです。


2巻は再来月に

公式サイトの予定欄に載りました。

講談社タイガ『エチュード春一番』の2巻目は、
7月刊(毎月20日前後刊行)の予定です。

遅筆な私にしては、がんばって間に合わせたつもりです。
まだ、校正が続きますが、最初の入稿はできました。

「第二曲 三日月のボレロ」、
1巻のプレリュードとは、少しまた傾向が違うかもしれません。
いくつか神社シーンも出てきます。
しかし、美綾とモノクロのすることですから、
神々しい傾向にはなっていないかも。
引き続きがんばります。



出来

友人と話したのですが、

「重版出来」を「重版しゅったい」と読むことを、
私も最近まで知りませんでした(笑)。
みんなと同じに、漫画のタイトルで初めてさとったところです。
重版をかけていただいたことが、あるというのにです。
広告の文字には見ていても、
だれかが口にしたのを聞いていないし。

書籍編集者の友人は、
「業界でも、重版する日を出来日(できび)と呼んだりして、
実際はあまり使わないよ」などと、慰撫してくれたのですが。

「出来」と書いて「しゅったい」とは、
そうそう読めないし、どこで使われるんだ・・・と思っていたら、
たまたま読み始めた岡本綺堂の小説では、
短編1作に1度くらい使われていて、びっくりでした。
『半七捕物帳』でも、怪談集でも、
「××という事件が出来(しゅったい)した」と書かれるんです。
大正時代の作品ですが。








古事記えほん1 国生みのはなし

小学館

日本の神話 古事記えほん【一】
『国生みのはなし ~イザナキとイザナミ~』

監修・三浦佑之  絵・斎藤隆夫  文・荻原規子

2016年4月25日発行      定価1700円+税

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「古事記えほん」全5冊の第一陣は、
斎藤隆夫さんの味わい豊かな絵を楽しむ「国生みのはなし」です。
イザナキとイザナミの国づくり、
イザナキの黄泉の国訪問、
最後に、アマテラス・ツクヨミ・スサノオが生まれるまでが描かれます。

イザナキの黄泉下りは、私がとても好きな部分です。
ギリシャ神話のオルフェウスと同じ、死んだ妻を求める冥界行き。
冥界の食べものを食べると戻れない、ペルセポネーのような制約。
そして、「見るな」の禁、三度追っ手をさえぎる魔術など、
世界中にある昔語りと同じ要素がぎっしりです。

店頭に並ぶのは22日ごろと、編集部からお聞きしました。

私のバースディですね。

デビュー作『空色勾玉』が刊行されてからの年月を、いつも「狭也(さや)が×歳になった」と数えてきました。
『古事記』訳を出す今年、狭也はもう、私が『空色勾玉』を書いた歳に近いと思うと、感慨深いです。

角川文庫「樹上のゆりかご」

KADOKAWA 角川文庫

『樹上のゆりかご』

2016年4月25日発行   定価680円+税

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『これは王国のかぎ』のジャニこと上田ひろみが、高校二年生として登場します。
内容は、高校行事とそれに伴う事件で、学園小説と言うべきものになっています。
前作とテイストがだいぶ異なりますが、
今現在、実行不可能な高校行事という意味では、ファンタジーっぽいかも。

浅賀菜緒子さんの刺繍が、またまたすてきで見飽きないカバーです。
これも、ぜひ、実際のカバーで見ていただきたいものです。

書き下ろし短編は「週一の時間」
高三になったひろみと夏郎の1シーンを描いてみました。



熊本の地震

報道やネットで知ることしかできませんが、
被害に胸が痛みます。
多くのかたが助かりますように。

今日からの雨も怖いです。
人知も及ばぬ地震国日本だと、思い知らされます。
現地のかたがたのご無事を祈ります。





角川文庫「これは王国のかぎ」

KADOKAWA 角川文庫

『これは王国のかぎ』

2016年3月25日発行   定価680円+税

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角川版を飾るのは、浅賀菜緒子さんの刺繍です。
ネット画像には反映されませんが、実際のカバーを見ると、
地色がもう少しベージュで、布地感もあって、さらにすてきなんです。
カバー用に特別に刺してくださいました。本当にありがとうございました。

書き下ろし短編は「王子の打ち明け話」
ハールーンが王子であることが、ジャニに初めてわかった日、
バッソラーの宿屋での会話です。



古事記えほん刊行予定

小学館から、古事記えほんシリーズの刊行予定をいただきました。

「日本の神話 古事記えほん」 全5巻
監修・三浦佑之先生 文・荻原規子で、画家さんは1巻ごとに異なります。

第1巻は、画・斎藤隆夫先生。

『国生みのはなし ~イザナキとイザナミ~ 』  2016年4月20日発売予定です。


全5巻の内容は、
「国生み」「天の岩戸」「やまたのおろち」「いなばの白うさぎ」「国づくりのはなし」で、
古事記上巻の神話部分から、有名なエピソードを拾います。

「国づくりのはなし」は、オオナムヂの根の国での冒険と、その後オオクニヌシになって、
スクナビコナとともに国づくりをするあたりのことです。
編集さんも私もスクナビコナのファンのため、短い話だけど挿入しました。

第2巻、3巻は、その後2ヶ月間隔で今年に、第4巻、5巻は来年初めに出る予定です。
絵本ならではの見どころを楽しみにしています。



マンガがあるじゃないか

河出書房新社  14歳の世渡り術シリーズ

『マンガがあるじゃないか――わたしをつくったこの一冊――』

2016年1月30日発行   定価1300円+税

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29名の寄稿者が、思い入れのあるマンガを語ります。
私が読んでいない作品もだいぶあるなあ。

私は、佐々木倫子さんの『動物のお医者さん』(白泉社刊)を選びました。
今でも1シーンがときどき目に浮かんでくる、大好きなマンガです。



エチュード春一番

講談社 講談社タイガ

『エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード』

2016年1月18日発行  定価720円+税

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 新シリーズになります。
装画担当の勝田文さんが、かわいいパピヨンと魅力的な男子を描いてくれました。
感謝感激です。

こういうの、塩顔男子というのでは。

第一巻は、出会いの話で「プレリュード(前奏曲)」ですが、ちょっと変わった話かも。
主人公は、大学に合格したばかりの、ごく普通の女の子、美綾です。
その美綾が、パピヨンを拾ったことから、妙なものごとに巻きこまれていきます。

奥付に従って書いたので、「18日発行」なのですが、
公式サイトでは、発売日は20日です。
奥付との日程差は、各社でまちまちのようですね。



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