日記・コラム・つぶやき

謹賀新年・亥年

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年12月に刊行された、
創刊35周年の実績を持つ創作児童文学の同人誌(現在は会員誌)、
『鬼ヶ島通信 第70+1号』に、
短編を一つ寄せました。

『鬼ヶ島通信』は、故・佐藤さとる氏が創刊の要となっておられた刊行物であり、
今回のリニューアル第一弾にファンタジー特集を組んでいます。
そのなかの一編としてお誘いがあったのでした。

『だれも知らない小さな国』『豆つぶほどの小さな犬』は、
小学4年生のときに読んで忘れられない作品であり、
私自身の記念にしたい思いもありました。

タイトルは『幻日(げんじつ)の子』。
『薄紅天女』の主人公だった
阿高(あたか)と藤太(とうた)の九歳のときのエピソードを、
姉の美郷(みさと)の視点で描いています。



記念会

先日、長年の出版仲間に30周年記念のお食事会をしていただきました。
 
長いおつきあいの編集者さん、翻訳家&クリエーターさんたち。
集まってくださって本当に嬉しかったです。
そのなかに、大学の児童文学研究会で知り合った顔ぶれが私を含めて5名います。
30年どころでないおつきあいですね。
                        
絵本作家いとうひろしさんは、5名の一人、児文研の先輩です。
今回の祝賀に、
単行本『あまねく神竜住まう国』のカバーイラスト原画を、
サプライズプレゼントしてくださいました。
うわー、なんという幸せ者だ。ありがとうございました。

                                       
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8月に

1988年の今日、

旧福武書店版の『空色勾玉』が出版されました。


Magatama

これまで、デビュー作の日付を意識したことなどなかったのですが、
やはり、30周年記念フェアが行われているせいですね。
8月半ばに合わせてフェアを開いた書店さんもあるようです。ありがとうございます。

そういえば、デビュー作がなぜこの時期だったかというと、
「7月、読書感想文課題図書がいっきに並ぶので、8月の新刊は毎年少ないから」
と、編集氏から児童書の出版事情を説明されたのを思い出しました。つまり、名もない新人の本を押し込むには比較的楽だったのです。

88年当時は、今より課題図書の指定が限られていて、児童書コーナーに山と並んだものでした。そして、夏休みに平台に並ぶ本は戦争児童文学が目立っていました。原爆の日も終戦の日もある月ですから、それも当然のことです。
書店へ行って、児童書コーナーをながめ、
自分の本は場違いだろうし、埋もれて売れないだろうと思いました。そうでなくとも、ファンタジーは売れないのがそのころの常識でした。


なのに、こうして今まで出版され、今も新たに読んでくださる人がいるのが夢のようです。本当に幸運な本だったと思います。



アースデイ・バースデイ

4月22日がアースデイだということは、
私が生まれた後に設定されたもので、あまり関連づけて考えませんでした。
でも、今年、
Googleトップで視聴できる、ジェーン・グドールのメッセージは、
たいそう心にしみます。

アースデイに重なっていることが、初めてうれしいと思いました。




Jupiter

 中学生のとき、
はじめて自分のお小遣いで買い求めたLPレコードが、
ホルスト「組曲 惑星」でした。
(音楽を聴くには、レコードしかない時代でした。
カセットテープにもならなかった時代。)

第4曲にあたる「木星」が好きでたまらず、
特に中間部のメロディには、いつも涙ぐんでいました。
この曲を知ったのは、吹奏楽部員だったせい。
都のコンクールで金賞をとった学校が自由曲で演奏していたのでした。

オーケストラ曲をブラスバンド用に編曲したものですが、
難度が高く、私の中学校では手の出ない曲でした。
でも、市民吹奏楽団に入ったら、定期演奏会に「火星」と「木星」を吹くことができました。
私の楽器はクラリネットだったので、オーケストラであればバイオリンが奏でるパートが回ってきます。大変だったけれど幸せでした。

その後、ダイアナ妃の葬儀をTV中継で見ていたら、
「木星」中間部を聖歌隊が歌い、びっくりでした。
イングランド国教会の聖歌になっていたんですね。

その後、平原綾香CD「My Classics!」も買い求め、「Jupiter」が手元にあります。
・・・というわけで、
このメロディが流れると、中二気分で条件反射的に涙ぐんでしまうのです。
まさか、今になってカバー曲がドラマの劇中歌になり、みんなが泣いているとは。

「陸王」見ています。




出来

友人と話したのですが、

「重版出来」を「重版しゅったい」と読むことを、
私も最近まで知りませんでした(笑)。
みんなと同じに、漫画のタイトルで初めてさとったところです。
重版をかけていただいたことが、あるというのにです。
広告の文字には見ていても、
だれかが口にしたのを聞いていないし。

書籍編集者の友人は、
「業界でも、重版する日を出来日(できび)と呼んだりして、
実際はあまり使わないよ」などと、慰撫してくれたのですが。

「出来」と書いて「しゅったい」とは、
そうそう読めないし、どこで使われるんだ・・・と思っていたら、
たまたま読み始めた岡本綺堂の小説では、
短編1作に1度くらい使われていて、びっくりでした。
『半七捕物帳』でも、怪談集でも、
「××という事件が出来(しゅったい)した」と書かれるんです。
大正時代の作品ですが。








熊本の地震

報道やネットで知ることしかできませんが、
被害に胸が痛みます。
多くのかたが助かりますように。

今日からの雨も怖いです。
人知も及ばぬ地震国日本だと、思い知らされます。
現地のかたがたのご無事を祈ります。





ほっとひと息

依頼のあった作品を一つ、脱稿できたので、
今週はひと息ついています。

昨日今日は、台風並みの日本海低気圧の通過で、
困った天候になりましたが、
めちゃくちゃお天気のよかった水曜日、
母と鎌倉へ行きました。
空気が澄んで明るく、風は冷たく爽やかで、
日射しはまぶしくても汗をかかない、絶好のウォーキング日和でしたね。

往復とも江ノ電を使って藤沢へ出たので、
車窓から見る海も空もきれいでした。江ノ電、好き。
長谷寺の境内からも、海を眺めました。

長谷寺の十一面観音像も、好きです。
境内は、秋明菊と芙蓉がきれいでしたが、
去年訪れた10月下旬のほうが、秋の草花は多かったな。

母は、私と鎌倉へ行くたび、
「まめや」のさまざまな味の豆菓子を、
持ち歩きに重いほど買い込みます。
もちろん私も、自分用に買った。
長谷駅前が本店で、
小町通りの鶴ヶ丘八幡宮寄りのあたりにも、
店が出ています。


今回、脱稿した作品の刊行は、
今年中には無理だけど、
今年度中には出せるかもしれません。



女子ミステリー100

日経文芸文庫

『読み出したら止まらない 女子ミステリー マストリード100』

大矢博子著   定価800円+税

2015年8月7日刊行

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読書案内本に掲載されても、ブログでは取り上げなかったのですが、
ミステリーのセレクトに、拙著『樹上のゆりかご』(理論社単行本・中公文庫)が載ったのがめずらしいので、紹介です。

しかし、ミステリーとはいえ、ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』や、佐藤さとる『ジュンとひみつの友だち』といった児童書や、氷室冴子『シンデレラ迷宮』まで載っている、
「女子ミステリー100」でした。
そういう観点で、読んだ本を見なおすのもおもしろいかもしれません。

既刊本に、『海外ミステリー マストリード100』『国内ミステリー マストリード100』という、ど真ん中の読書案内もあり、そちらも、ミステリーの選び方はおもしろいなと思いましたよ。



8月の子ども

8月になっても、
朝のえさを出すと、巣立ち雛をつれた親スズメがやって来ます。
「まだ、来るのか」と思うのに、
今朝もうるさく、親にえさをねだっていました。

巣立った雛は、数日で、黙って自分で食べるようになるので、
同じ雛ではなく、どんどん新しい子が来るのですよ。
記録的猛暑の中でも、子育てしてるんですね。たくましいったらない。
巣にいる雛たちを、
想像しただけで暑苦しいし、熱でひからびないのかと思ってしまいますね。
実際は、鳥は体温が高いから、
親が温めなくていい真夏は、子どもにはいいのかもしれない。
春に思わぬ寒気が来たほうが、危ないのかも。

最初にデビューする雛は、5月下旬。6月半ばくらいで新入りが途絶えます。
そして、
優秀な夫婦が、二度目の子づくりにかかるのか、
春には子ができなかった夫婦が試みるのか、
何ともわからないところですが、
7月の終わりごろから、また巣立ちっ子がやって来ます。

8月の子が、ちょっと心配なのは、
十分経験を積まないうちに、冬が来てしまうのではということです。
スズメの生涯において、
2ヶ月の経験差は大きいですよ。
雛鳥が、最初の冬を生きのびる確率はとても少ないと聞きます。
来年の春を迎えた個体だけが、親となって勝ち組になる。
8月の子にも、がんばってほしいものです。



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